躁鬱病をもつ利用者さん。先日、調子が高くなり、近隣への迷惑行為によって入院をすることになってしまいました。調子が高くなると、自分の行動などは全く覚えておらず、自分では、どうにもすることができない状態でした。
主治医からは、薬を服用していなかったことを指摘されています。どうやら対人トラブルなどから病状が悪化し、薬を服用する意識が欠落してしまったようです。
利用者さんが調子を崩す原因は、薬を飲まなくなることで病状が悪化するよりも、生活の中(金銭面、対人関係、イベントなど)でのストレスによって混乱をきたし、服薬への意識が低下してしまうことの方が多いように思います。薬も大事です。だけど、その前に、その人を取り巻く物的・人的環境などの社会全体や相互作用を、しっかりと見極めて、早めの対処や本人のストレングスの強化をしていかなければなりません。それが社会生活支援ですよね。 by kino