ICTメンバーで、京都で行われた『精神科感染制御セミナー』に参加してきました。
一般的に感染管理と言われていることが、精神科ではなかなかそうはいかない、という現状があります。
たとえば、患者さんが床に寝転がっている、なんてこと、余り一般病院では見かけませんよね。でも、精神科では患者さんが床に寝転がっていたり、思わぬ場所を汚染された手で触れていたりするんです。
だから、感染管理で言われている当たり前なことが、精神科では「そうは言っても、うちでは~~やれんのよ・・・」なんてことがよくあるんです。
そうした精神科領域での感染対策の特殊性を話し合うセミナーということで、とても期待して参加したのですが、その期待以上に、初歩から現場の実践的手法まで、いろいろな具体策を聞くことができました。
4月からICTメンバーとして参加していながら、現場でどう活動すればいいのか具体的に見えずにいたのですが、セミナーに参加したことで次の具体的な策が見え始めたことは、大きなおみやげになりました。
ICT 小川
このセミナー、昨年、第一回が別府で行われ、当院からは薬剤師の岡田さん、検査技師の山下さんがICTメンバーとして参加し「フェーズを用いたノロ、インフルエンザ対策」を当院に持ち帰ってくれた。そして今回は、私も看護スタッフ二人を連れ、保護者として参加したが、会場の熱気に触れて新ICTメンバーが今後の活動の目標を得た事がなによりの収穫だった。来年は静岡で開催予定との事。感染対策に興味のあるスタッフの方、参加希望があればどうぞ、ICTまで申し込んでください。
ICTチーム長 西川