心の病を治すということは、ただ病気の症状を軽くするということだけではなく、その人の生活を立て直す、場合によっては作り直す作業を必要とします。そのため治療は時に長く複雑なものとなり、治療には医学だけでなく、社会、心理学的な専門知識を必要とします。最新の精神科医療に携わる職種を挙げれば、専門職だけでも医師、看護婦、作業療法士、理学療法士、栄養士、薬剤師、臨床検査•診療放射線技師、精神保健福祉士、介護福祉士、心理士など多岐にわたります。更に、指導員やボランティアなどの助けもしばしば必要になります。こんなとても複雑な精神科医療において、いつも患者さん•利用者さんが中心にいて、それぞれのフタッフの援助や知識が それに向かって有効に集約されるには、機能性の高い「チーム医療」を必要とします。このニー
ズを受けて本年1月に清和会オリジナルな精神科チーム医療のあり方を考え創造するため の委員会(精神科チーム医療推進委員会)を発足させました。毎月第2、第4水曜日の5時より、職種、年齢関係なく17名の委員で自由闊達な協議を行っています。この委員会はクローズな会ではないので、多くの人を招待し、自由参加も募り、新しいチーム医療のためのアイデアをまとめ、実証検証を通じて一つずつ実用化を図って行きたいと思っています。昨今「チーム医療」という言葉を良く耳にしますが、「精神科チーム医療」はそのために必要な職種の一定の充実を見た今、ようやく実質的な黎明期を迎えたと言えるのではないでしょうか。
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