Monthly Archives: 11月 2012

一緒の時を、楽しむということ。

こんにちは。タケチヨです。先日、訪問したAさんに、今してみたいことを聞いてみました。外出できないAさんは、カラオケと答えました。いま、カラオケに行く事は無理だと思っていると、先輩からの情報で、自宅でできるカラオケのある事を知りました。次の訪問時、即、ミニカラオケボックスの実行です。Aさんは喜んでマイクを持ち、大きい声で唄ってくださいました。とても笑顔が素敵でした。また、原付バイクの免許所得のため猛勉強していたBさんは、木曜日、見事合格されました。!!ばんざ~い!!今回、合格に至るまでには、ACTメンバーとの長い道のり、試験勉強へのフォローがあったようです。合格発表された時、みんな自分のことのように喜んでおられました。今の気持ち、願いを大切に、何らかの方法で可能性を広げるACTメンバーの姿を学びました。***さて、写真は5年前、庭に植えた、自称ブルーベリー?の木です。いつまでたっても実がならないので、ぬいてしまおうかと思っていた矢先、大きな実が沢山できました。私も、この木のように実ることができますように。**

 

 

美又温泉

泉質は、温度47℃のアルカリ性単純泉無色透明で、神経痛、リュウマチ、皮ふ病、外傷等に効能があります。 源泉のぬるぬる感のある触感肌に対する効能から、「美人・美肌の湯」の異名を持つほど人気があり、明治、大正から昭和にかけて美又温泉郷とし発展してきました。(美又温泉国民保養センターHPより)

昔、温泉によく通っていた利用者さんと来週美又温泉にいく約束ができました。10年以上の引きこもり生活でしたが、夏に海水浴に出かけられたので、冬のチャレンジは温泉です。当日実際に行けるかどうかはわかりませんが、「行ってみようかな」と思えること自体が大きな進歩で、われわれ支援者の喜びでもあります。男二人で美人の湯につかってきます☆  by 70

ペコちゃんタイム

今年の7月から、8病棟の患者さんと調理師とのコミュニケーションの一つとして、毎月調理師が交代で昼食配膳前のお腹が空いている時間、まさに“ペコちゃんタイム”にお邪魔して、交流を深めています。

今までには、料理の名前の由来、季節の食材、リクエストメニューランキングなどなど、患者さんからの質問に答えながらお話してきました。

今日は勤労感謝の日と、西川病院創立60周年記念で、昼食が赤飯だったことから、赤飯の話と毎朝飲んでいる牛乳についてのお話をしました。 

 

さて、写真の調理師が持っている植物は何でしょう??

(正解は、小豆です)                     

来月はどんなペコちゃんタイムになるかな~♪

買い物とランチ

先週、女性利用者さんと買い物に行って来ました。週に2回の訪問で、一回は一緒に掃除をし、もう一回は買い物に同伴することになっているのですが、先週は祝日のために一回の訪問となり、掃除と買い物を一度にすることとなりました。

女性だと分かると思うのですが、買い物にはとても時間がかかります。必要な物だけを見て買うわけではなく、色々な物に目がいくし、悩むしで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。ちょうどお昼時となったこともあり、ランチを一緒にすることを提案すると、すぐに快諾され、初めて一緒に食事をしました。話しをしながらの美味しい食事に二人とも満足することができました。

長年家に引きこもっておられた利用者さんに、これからは色々なことを経験して楽しんで欲しいという気持ちになりました。  by N

 

違う一面をみる機会

いつもは家に閉じこもって、英会話の勉強をしている利用者さん。この方に、関わり始めて5ヶ月です。始めのうちは「もうええで~」と訪問に拒否的で、特に異性に対しては「もう帰りんさいや」と話しもしてくれませんでした。少しずつ関係性ができてきて、この方が、年に3回恒例の外出(春の桜とつつじ、秋の紅葉は、毎年欠かさずに、親戚や親の知り合いに連れて行ってもらっていた)ことが分かりました。今年は、ぜひ私たちが一緒に行きたいと訪問するたびに誘い続けたのですが、「まだ(時期が)早いで」「時間が遅いから行かんで」など断られることが多く、試行錯誤で様々なアプローチをして、今回ようやく実現することができました。

時間の都合もあり車で片道30分くらいの山奥に行ったのですが、この方は今まで京都や広島など、紅葉のきれいな名所に見に行っていたようで、比べ物にならないくらい“しょぼいもの”だったのですが、それでも訪問者に気を遣ってくれていたのか「あっちもきれいで」「あの辺りがいいな~」とわずかに感動してくれていました。車の中では、若いときに旅行に行ったことや働いていた時のことなど、いつになく色々と話しをしてくれ、記念写真を撮るときには、おどけて見せたりするなど、いつもと違うチャーミングな一面を見せてくれ、家に訪問するだけでは知り得なかった、本人のことを知ることが沢山できた外出でした。

いつもと同じ訪問をするだけでは、その人のことを知るには限りがあります。時には、一緒に身体を動かしたり、街に出たり、趣味の活動をしてみたりするなど、様々なアプローチが、より本人を知ることになり、関係性や今後のアプローチへのきっかけとなっていきますね。    by kino

大事なもの

 皆さんは、自分にとって大事なもの、ありますか。きっとありますよね。もの、人、場所、時間、思い出…。複数ある人もきっといるでしょう。そして、目に見えるものかもしれないし、何か活動することによって得られる爽快感のような目に見えないものかもしれないし、人によって様々でしょうね。

 突然ですが、『おじさんのかさ』(佐野洋子著)という絵本をご存知ですか。この絵本を私は、幼少期に母に買ってもらいました。おじさんは、とっても大事だからと、せっかく持っている傘を雨が降っても使わない。自分が濡れても、その閉じた傘を大切そうに抱いて走るおじさんの姿が滑稽で、笑いながら読んでいたのを覚えています。

 そして、大人になってからも、なんだかこの絵本が気に入り、子どもたちへの読み聞かせによく利用させてもらいました。

 大事な傘を使わないで、雨に濡れることを選ぶおじさん。でも、これもふと思うと奥深い。これは、自分が持っている大切なものを使いなさいよ、というメッセージが隠れているのではないかと。しまいこむのではなく、使うこと。それによって可能性が広がるし、幸せも感じることができるかもしれない。例えば、傘は、使うことによって、もちろん雨に濡れないし、また、ある時には、傘を持ってない他人に貸してあげられるかもしれない。一緒に入れるかもしれない。その雨が傘に落ちる音だって楽しく聞こえてくるかもしれない。そしたら、幸せは広がっていくと思うのです。

 やっぱり、大事なものは使うべきだなって思います。使わずにとっておく、というのも一つの手かもしれないけれど、もったいない。大人になって読めば読むほど、なんだか「大事なかさ=自分に与えられた才能」とも読める気がしてきました。「与えられた」ということは、「授けられた」ということ。自分のものと独占するために与えられたのではないのではない。自分や他人の幸せのために使うように「授けられた」と思うのです。

 例えば、書道が得意な人は、きれいな字で他人を喜ばせることができる。そんな風に「自分を、他人を喜ばせることができる特技や能力を存分に使っていますか。」と自問するために出会った絵本のような気がしてならないのです。そして、それを叶えるためには、目の前にあることで、今自分にできることをコツコツとすることかなって思います。

アウトリーチのこれから

日曜日に岡山でアウトリーチ推進事業の会議がありました。

国のモデル事業として、重い精神障がいがあっても入院せず地域で生活ができるように、多職種で在宅支援を行っていく取り組みが始まっています。島根県では浜田圏域と出雲圏域の2カ所で行われています。

この事業での支援チームが日本各地に立ち上がっていますが、まだ手探りの状態で、とまどっているところが多いのが現状です。そのため、今回の中四国のメンバーで、支援チームの活動の指標が作れないかと検討中です。

大きな変化も、最初は小さな事をこつこつと積み上げていくことから始まります。10年後にはどんな展開になっているのでしょうか… by 70

携帯待機 ♪

昨夜、NACTの携帯電話が鳴りました。ちょうど私が入浴中で、「何が起きたのだろう?」「誰だろうか?大丈夫だろうか?」と不安になりながら急いでお風呂から出る準備をするのですが、電話のベルは今だ鳴り続けているのです。私の不安は高まるばかりで、恐る恐る電話に出ると統合失調症の男性利用者の方からでした。

「どうされました?」と問うと、落ち着いた口調で『あの~、今度の訪問の時にドライブに行きたいと思ったんですが・・・」との訴え。私は安心感と同時に「なんでこの時間に?」との思いにもなりましたが、この方なりの精一杯の行為だったと思いました。すぐに『当日(気持ち的に)行けるかどうかは分かりませんから。』と、不安感を感じていることからも精一杯さが伝わってきました。

「女性スタッフとのドライブを希望ですか?」と質問すると、悩んだ末に『男性スタッフがいいです。女性だと色々と気を遣って疲れますから。』と話されました。

利用者さんたちは、日常生活の中で四六時中様々な思いと不安を抱えながら生活をしていることがよくわかります。思ったときにすぐに行動(伝える)ができることも24時間対応のメリットかもしれません。そうしてみると夜間の携帯待機も意外と楽しく思えるのは私だけでしょうか?

By  kyuu

続けることの大切さ

昨日訪問した利用者さんは絵を描くのが好きで、描いては部屋の壁やクローゼットの扉に貼っておられます。そのため、訪問時にはまず絵を見せてもらい、絵の話しをします。

都会から浜田に移り住み9年が経過し、その間ずっと絵を描き続けておられます。昔は何をやっても3日坊主だったけど、それを乗り越えて、今は続けることができているという話を聞いて、すごいなと感心しました。

私には長く続けていることがないため、うらやましくもありました。好きなことを続けられる素晴らしさを利用者さんを通して感じることのできた訪問でした。  by N

フルート

持ち運べて、いつでもどこでも演奏できる楽器。そして、吹くもの。そんな楽器が始めたいな、と思って、フルートに出会いました。休職中、「何か趣味を」という主治医の助言もあって、レッスンに入会しました。これが私のフルート練習の始まりです。そして、いま思っても不思議なことに、その頃は、掃除機の音一つも神経に障るほど日常の音にも過敏になっていたのに、このフルートの音だけは、耳に障らなかったのです。これも、私にとっては、幸いでした。

 そして、音楽はいいですよね。一人静かにじっくり鑑賞したり演奏したりして味わうこともできるし、複数でハーモニーが合わさる喜びを感じることもできます。            最近、レッスン四年目にして「木の葉さん、ビブラートしてみましょうか。」との先生の天の声(!)により、初挑戦しているところです。これがなかなか難しい。もちろん腹式呼吸で、お腹も意識して、膨らませたり引っ込ませたり。この難しさも面白みです。曲の幅も広がってきそうで、これからが楽しみです。

 ところで、このビブラートもそうですが、音楽には、色々な調号や曲調などがあります。 そこで、習っていると、「ああ、そうだなぁ。生きていくことにも同じことが言える。」としみじみ思うことが、よくあるのです。少し挙げてみます。

~音楽からもらう生き方のヒント~ (例えばこんなことを思う。)

◎    アクセント(=何に価値(重き)をおくか)

◎    深く吐く、吸う。(=タイミングの大切さ、出すこと・吐露することも大事、それから吸収する。)

◎    流れ・フレーズ(=まとまり、どこまでを一連と見るか、振り返りが大切)

◎    リズム(=個性、バランス)

◎    スタッカート(元気さ、またはそれぐらい充電できているか)

◎    クレシェンド・デクレシェンド(=今の状態、どこに向かおうとしているか) など

()内は、私の感じ方の一つです。だから、人によって得るヒントは違うと思うけれど、音楽をしながら、生き方のヒントも折々に受け取れててありがたいです。これからも、クオリティー・オブ・ライフを大切にいきたいものです。生活を豊かに!