Category Archives: こころクリニックせいわ

❝田園風景に癒されて❞

 

先日、A氏と市役所からの帰り道、雨の中を田舎方面へ車を走らせました。

二人とも降り続く雨に嫌気を感じながら、「梅雨が明けると厳しい暑さが待ってるし…」など、ため息を吐きながら発する言葉はネガティブな言葉ばかり。

暫くして、田舎道に車が入るとA氏は、田園風景をみるなり、「この風景が落ち着くんよ、そう思わん?」とじっと見つめていました。

私は車を止め、A氏とその場所を眺め、その空間を一緒に味わいました。その深い緑に包まれた田園景色に癒されながら一緒に時を過ごしました。。

すると、不思議と嫌な気分が薄れ、ゆったりと落ち着いた気分になれました。

こういった時間を利用者さんと一緒に味わうのも良いのかなと思ったひと時でした。

By R

 

 

 

生活のしづらさ

梅雨の季節となり、天候も不安定なのですが、私自身も5月病ならぬ6月病?で気分が鬱々として不安定な状態です。しっかりリフレッシュしてこの梅雨を乗りきっていきたいと思います。

さて、地域で生活する利用者と関わる機会が多いのですが、利用者からの相談には地域で生活する中で生じる様々な出来事があります。しかもそれは、私たちからすると「思い込みではないか?」「気のせいではないか?」と感じさせる内容です。ある利用者は『自転車で信号待ちをしていたら、反対で信号待ちしていた人が笑っていた。自分の容姿をバカにして笑ったに違いない!!』と興奮して訴えます。また別の利用者は、『自分が洗濯をすると隣の住人から大きな笑い声がして、戸を強く閉めるんです。』と転居をした方がよいかどうかと相談されます。さらに別の利用者は、『昨日電話で相談にのってもらった時のkyuuさんの声がおかしかったのは、自分のことが嫌いだからでしょ!!怒っているからでしょ!!』と相談員の変更をして欲しいと市役所の窓口に訴えに行かれます。どれもこれも、私たちにとっては、「思い込み」や「気のせい」と感じますが、利用者にとっては一大事なのです。いずれも地域で生活する中で、自信が持てない対人関係や当事者としてのレッテル感を抱くなかで、自然と周囲の反応が気になることから生じる『生活のしづらさ』があることに気付かされます。私たちは、その『生活のしづらさ』を少しでも緩和できるようお手伝いする必要を感じます。利用者が感じていることに真摯に耳を傾け、「思い込み」や「気のせい」という言葉で済まさない関わりを大切にしていきたいと思っています。

By kyuu

季節を感じながら…

季節の変化を感じながら仕事ができるのは、地域を動き回る訪問看護の楽しみでもあります。

利用者さんとの散策の時など、日常生活では感じることのできない自然の変化を共有して私も気分転換を図っています。

そんな散策から訪問者宅へ帰ると、雑草だらけの敷地をみて現実に戻ります。

利用者「・・・草刈りお願いできますか?」

訪問者「来週一緒にしましょう」

同じ自然ではありますが、いろいろな場面といろいろな思いを利用者さんと共有しながら季節を感じています。

Take-1

新たな出会い

はじめまして!4月からNACTに所属となりましたすずめです。

温かいスタッフや利用者の方々に支えられ、あっという間に5月となりました…!

利用者の方々との出会いはもちろんですが、訪問では行ったことのない地域へ出向いたり、見知らぬ道を通ることが多く、毎日が刺激的です。

浜田に住み始めて3年目となりますが、今まで本当に小さな生活圏で過ごしていたんだな~と思います。

6月の梅雨時期もだんだんと迫っています。比較的過ごしやすい今こそ、少し足をのばして見知らぬ人や場所に出会いに行ってみてはいかがでしょうか!

By すずめ

カレーのこころ

初めまして、4月に訪問看護ステーション浜田へ異動してきました “ポン” です。

病棟で出会った方、初めましての方、先輩スタッフの大きな背中に押されながら皆様のお宅に伺わせていただいております。

幼いころ、私はカレーが苦手でした。

が、自炊するようになってからというもの、カレー屋さん巡りをするほどカレーにはまっております。

先日、

「サプライズだ」と1時間かけて作ったカレーをふるまってくださったAさん、

「辛いで」とスパイスたっぷりカレーをふるまってくださったBさん、

「カレーを作りましょう」とご家族のためのカレーを一緒に作らせていただいたCさん

(カレーを一緒に作った後、どうしてもカレーを食べたくなり夕食にドライカレーを食べました)。

Aさん、Bさん、Cさん、私、とそれぞれのカレーの味(リカバリー)があり、それぞれの美味しさ(こころ)がある。

リカバリーって何だろう…ともやもや考えてしまう私を、リカバリーしてくださる皆様との大切な時間。

日々を大切に過ごしていきたいと思います。

これから、どうぞよろしくお願いいたします。

By ポン

青空の下での花見会

3月30日はNACT利用者のみなさんとのお花見会でした。

女性利用者さんの企画で進行し、参加者それぞれが即興で俳句を詠むことになりみんなドキドキ。

桜や春を題材にする人、スタッフとの別れを歌う人など、素敵な俳句が次々と披露されとても感動的な会となりました。

青空の下でたくさんの笑顔が溢れていました。  70

 

 

早すぎる。

こんにちは。Yです。NACTへ来て早くも半年が過ぎました。

早すぎます。驚くほど。
寂しいですが…4月から病院に異動になります。

このNACTで過ごした中で自分の変化としては、利用者や人の見る目が良い意味で変わったことだと思っています。
病院で入院していた人が実際にどんなに幻聴や独語が激しくても、どんな状況であっても、それでも本人の前向きな性格であったり、サービスの活用であったり、NACTの支援や様々な支えの中で
地域で暮らしているところをみて本当に強いな、素晴らしいなと思いました。
病院でのその人はほんの一部でしかないということ。地域での生活に本来のその人があるということを知り、同じ人間なんだなと思ったし、
人からの支えがなくなったときや自分の状況が最悪になったり、状況次第では、同じように心の病を患うことも可能性としてあり得るな、と思いました。
だから私は、今後もその人としっかり向き合って心の支えになるようなOTでありたいと思いました。NACTへきてよかったです。ありがとうございました。

NACT Y

三江線に乗ってきました!

利用者Hさんは以前、三江線沿線に住んでおり、今回の三江線廃線の話を受けて「最後に乗っておきたいな~」としきりと呟いていました。そこで、他利用者Mさんとともに3人で三江線に乗ってきました。

天気は曇ってはいたものの、さほど寒くなく良い気候に恵まれました。江の川沿いにゆっくりと進む中、Hさんは「懐かしいな~」「あ~、あそこは友達の実家だ!」など目を輝かせながら話し続けています。また、途中には雪をかぶった三瓶山も遠くに見えました。初の三江線だったMさんと私は、のどかでありながらも壮大な風景に言葉少なく、ただただ見つめるのみでした。
帰り際、「いやあ、本当に今日は楽しかった!」と笑顔で話すHさんを見ながら「行けて良かったなあ」と思うと同時に、これからもますますグループ活動が出来るようにしていかなければ!と改めて感じました。いやあ~素晴らしい時間だったなあ!!

By・S

新たなチャレンジ

無為、自閉的な症状があり約25年間自宅に引きこもり、発語や笑顔が少なかったTさん。NACTスタッフが外出支援を続け、1人で近くのスーパーに買物に行けるようになっていました。

この度、自宅から離れた所にある本人のお気に入りの書店に、一人で路線バスに乗って行くことを目標に一緒に計画を立てました。

まず、一緒にバスの営業所に行き、社員さんに実物のバスの中を案内してもらい、降車ボタンの押し方や両替機の使い方などを教えていただきました。実物のバスの構造を知り、乗り降りの仕方を体験できました。

次はスタッフと一緒に路線バスに乗ることにチャレンジです。バス停で雪と風の寒さの中凍えながらバスを待ち、やってくるバスに初めて乗車しました。少し緊張しながらも、アナウンスの後タイミングよく降車ボタンを押す事が出来ました。

バスを降りる際に運転手さんに整理券と運賃を入れる場所を質問されたり、書店で好きな漫画本を5冊購入されるなど、とても満足そうなTさんを見て私も幸せな気持ちになりました。

この次は一人でバスに乗れるようになり行動範囲が広がれば、もっとTさんの笑顔が増えるのではないかと思います。        byBoA37

 

 

〝 力 〟

昨年末、利用者Aさんの強い要望で女子会としてクリスマス会をカラオケ店で実施しました。Aさんがクリスマス会の企画者となりスタッフと一緒に開催しました。

集まったメンバーは5名で、初めて会話をする人も久しぶりに会う人も、カラオケをしながら楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

参加を躊躇していた初参加のBさんから「友達ができて嬉しかった」「凄く良かった」など嬉しい言葉が聞けたり、私たちが普段の関わりの中で見ることの出来ない、メンバーの新たな姿をしっかり見させて頂きました。

今回の女子会で強く感じたことは、〝メンバーそれぞれの力〟です。その力とは‥①会を企画する力②友達を作る力③話す力④会を盛り上げられる力で、私たちが想像していた以上の力でした。

メンバーたちは、私たちが知らない沢山の〝出来る力〟を秘めておられます。クリスマス会という場が、それぞれの力を引き出すことが出来るきっかけになり、その場にいた私たちスタッフもとても良い体験がとなりました。

強く女子会を提案し、企画者としてしっかり最後まで会を盛り上げて下さったAさんに感謝したいと思います。

BY  R