3.理事長退任にあたって (西川正)

西川病院50年の歩みに「今後10年間は全力で理事長職を全うしようと思う」と書きましたが、その10年が経過しました。数年前から具体的な新体制を構想し、後任には荒木先生を理事長・院長とする新体制を発足させたいと思い、折りに触れてその事を話すようにしていました。

西川正勝理事長・院長オンリーワンの西川病院の第1期。内田又功、古賀五之、西川正のトロイカ指導体制だった第2期。荒木正人理事長・院長をトップとし、松本貴久、林 輝男、内田有彦の新四頭体制の第3期がこの8月1日に交代式を行い、無事スタートが切れました。

ここでは第2期を前半(S47年内田又功先生赴任~H4年新3号館建設)と後半(H4年~H24年)に分け述べてみます。

まず前半は混沌として何の指針も持たなかった経営に秩序を与える時代だったと思っています。定例の理事会も運営会議も無い組織に、それらの要綱を作り、迅速に協議し、数々の改革を行い経営の建て直しを計りました。

個室開放病棟を含む177床を新築し、高揚した気分の中で平成4年9月特別課長会を開催し、ブレインストーミングを行い自由・開放・科学~3つの和音が響き渡る明日へ~と当院の理念を謳うことにしました。

*科学に基づいたベストの医療の追求

*あくまでも地域へと開かれた病院としての存在

*そしてフレッシュな個人の発想が生かされる自由で民主的な運営

ローマ史を引用するまでもなく、規模が大きくなり、歴史を重ねると動脈硬化を起こし、衰退するのが組織の常と言えるでしょうが、「個人の発想が生かされる自由で民主的運営」を続ける事こそ動脈硬化を防ぐ最上の良薬だと思っています。

まだ柔道を楽しむ体力、気力のある内に自ら清和会の第2期の幕引きを行い、新体制にバトンタッチ出来たのは私にとって無上の喜びです。

今後は一医師として働き、一理事として清和会の発展を見守りたいと思っています。

最後にこれまでの皆様のご助力に感謝し、新体制下での清和会の発展を祈念しています。

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