参照14:抗認知症薬の薬理作用

抗認知症薬はアリセプト、レミニール、リバスタッチ(イクセロン)、メマリーが発売されている(2013年4月現在)。前三者はいずれもコリンエステラーゼ阻害薬でありコリン作動性神経系を賦活し脳の機能を活性化させると考えられている。メマリーはNMDA受容体拮抗薬であり、メーカー公式見解ではグルタミン酸の働きが過剰にならないようにする事で神経細胞を保護する働きがあるとされている。
メマリーは抗パーキンソン薬アマンタジンの誘導体であり、薬理的にもアマンタジンに類似した抗パーキンソン病作用を有し、同薬の直接作用あるいはグルタミン酸系を介した間接作用によりドーパミン作動性神経系の賦活作用があると著者ら(西川正・林輝男)は推察している。
コリン及びドーパミン性の作用機序により何れの抗認知症薬も脳の機能を活性化させる薬物である。したがって入院症例11のように脳機能の過剰な活性化が過覚醒・興奮を惹起する場合ある事を常に念頭に置くべきであると考える。

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